
痩せるだけじゃない!病気予防も兼ねたダイエット
加齢に伴い基礎代謝は低下し、同じ食生活を続けると体重増加だけでなく、生活習慣病や筋力低下といった健康リスクが高まります。シニア世代のダイエットは、体重を適正にコントロールしながら、病気の予防・改善を目指す総合的な取り組みです。食事や運動で健康的に体を整えることで、QOL(生活の質)も大きく向上します。
満月スタートのダイエットは成功しやすい
満月(9/8)に合わせてダイエットを始めると、月の満ち欠けがもたらす自然のリズムを味方につけられます。古来より、月の引力は海の潮汐だけでなく、私たちの体液やホルモンバランスにも影響を及ぼすと考えられてきました。
特に満月期は体内のエネルギーがピークに達し、ダイエットやデトックスのスタートにふさわしいタイミングです。ムーンダイエットは「月のリズム」を意識し、満月から新月にかけて体内の不要物を排出しやすくするメソッドです。
1.食事のポイント
・低GI食材(全粒穀物、根菜、豆類)を中心にして血糖値の急上昇を抑制
・青魚(DHA/EPA)やオリーブオイルで善玉コレステロールを増やし、悪玉コレステロールを減少
・高カリウム食(バナナ、アボカド、納豆)で塩分排出を促し血圧を安定
・良質なたんぱく質(魚・肉・大豆製品)とカルシウム・ビタミンDで筋肉量と骨密度をサポート
1-1糖尿病が気になる人(予備軍)必見!
ゆるやか血糖コントロールを叶える「おにぎり」のススメ
忙しい朝やランチにぴったり。実はおにぎりには、レジスタントスターチが豊富で血糖値の上昇を穏やかにする秘密が隠れています。砂糖やパンとはひと味違う、和の糖質ケア術をおすすめします。

血糖値と糖質のカラクリ
炭水化物(糖質)は体を動かすエネルギー源ですが、短時間で吸収されると血糖値が急激に上昇。 この“スパイク”が続くとインスリン反応が乱れ、将来的に糖尿病リスクを高める可能性があります。
しかし、すべての糖質が同じスピードで吸収されるわけではありません。

レジスタントスターチが秘めるチカラ
・消化酵素に抵抗し、大腸まで届く「難消化性でんぷん」。
・胃腸でゆっくり分解されるため、血糖のピークを緩やかに。
・腸内環境を整え、善玉菌をサポート。
・食後の満足感を長持ちさせ、間食を防止。
この性質を上手に取り入れれば、日々の血糖コントロールに大きな味方となります。
おにぎりが選ばれる理由
1.ご飯を炊く過程で粒が立つため、レジスタントスターチが形成されやすい
2.冷ますほどに難消化でんぷんが増加。冷やご飯のおにぎりはまさに理想形
3.具材のバリエーションでビタミン・ミネラルをプラスしやすい
4.片手で食べられて、持ち運びやすい

材料(2個分)
・冷やご飯……160g
・塩……小さじ1/4
・具(たとえば焼き鮭ほぐし身+大葉、昆布の佃煮+白ごまなど)
作り方
1冷やご飯に塩をまぶし、軽くほぐす。
2.ご飯をラップに包み、中央に具を入れる。
3.俵型または三角形にぎゅっと成形し、形を整える。
4表面を乾かすイメージで、ラップを外して軽く室温で休ませる
ポイント
炊きあがったご飯を30分ほど冷ますと、レジスタントスターチが増加。
作り置きする場合は冷蔵庫保存し、食べる直前に室温に戻すと食感◎。

◇ もち麦ミックスおにぎり(1個分)
・冷やご飯(白米)…60g
・冷やしもち麦…20g
・塩…小さじ1/8
・具材…小梅刻み10g+白ごま炒り10粒
もち麦のプチプチ食感と追加のRS1効果で、上級者向け。

◇発酵酢風味のベジおにぎり(1個分)
・冷やご飯…80g
・塩…ひとつまみ
・発酵黒酢(玄酢バーモンドでも可)…小さじ1/4(ご飯に混ぜ込む)
・具材…酢漬け人参ラぺ30g+刻みパセリ少々
黒酢のアミノ酸が胃腸をサポートし、酢の殺菌効果も◎。
1-2内臓を休めるためのゆるプチ断食のススメ
加齢とともに代謝や消化機能が緩やかに低下するシニア世代にこそ、月のリズムを味方につけた「ゆるプチ断食」がオススメです。9月8日の満月をスタートに、内臓を休ませながら甘酒で栄養補給を行うことで、体内の老廃物排出を促しつつ心地よくデトックスできます。
あまざけを使う3つの理由
1.消化がスムーズ 米麹の酵素がデンプンを糖に分解し、あらかじめ「胃の消化工程」を助けるプレ・ダイジェスト作用があります。
2.栄養豊富&エネルギー補給 ビタミンB群、アミノ酸、オリゴ糖、食物繊維がバランスよく含まれ、不足しがちな栄養をまかないます。
3.体調サポート&美肌効果 発酵過程で生まれる有用菌と酵素が腸内環境を整え、免疫力向上や肌の再生にも貢献します。
簡単お手軽「ゆるプチ断食」の具体的なやり方
朝・・・普段通りの朝食+あまざけ100ml
昼・・・低GI食材中心の軽めランチ(野菜・雑穀など)
※おむすびもオススメです
夜(プチ断食)・・・甘酒200mlをゆっくり飲むのみ
就寝前・・温かい白湯やハーブティーでゆったり
・プチ断食日に食事を甘酒に置き換えるだけなので無理がなく続けやすい。
・甘酒はお湯で薄めず、自然な濃度でゆっくり味わうのがポイントです。
・空腹が辛い場合は、具なしの味噌汁や野菜スープをプラスしてもOKです。

ゆるプチ断食を成功させるには
・1回の実施は満月の前後1日ずつ、計3日間程度から始める。
・水分不足にならないよう、水や白湯をこまめに摂取する。
・血糖値の急降下を避けるため、甘酒の砂糖添加タイプは避け、米麹のみで発酵したものを選ぶ。
・持病がある方や薬を服用中の方は、事前に医師へ相談する。
栄養満点!糀100%あまざけは「プチ断食」におすすめ


2. 全身を整え健康に痩せるための運動ポイント
・有酸素運動(ウォーキング、スロージョギング)を1日30分程度、週5日を目安に

・レジスタンストレーニング(ゴムチューブや自重スクワット)で下肢筋力アップ

・ストレッチやバランス運動で転倒予防と柔軟性維持

まとめ
シニアのムーンダイエットは、月のリズムを味方につけることで「痩せる」だけでなく「健康を整える」新しい習慣です。9月8日の満月を起点に、食事・運動・心のケアをバランスよく組み合わせ、心地よいペースで変化を楽しみましょう。