
その症状秋バテかも?早めの対策で病気にならない身体作り!
暑い夏をなんとか乗り越え、気温が徐々に落ち着いてくるこの時期。それなのに、だるさや元気のなさ、疲れが抜けない、さらには食欲も減退してしまうことはありませんか? もしそんな不調を感じているなら、それは「秋バテ」のサインかもしれません。
その不調を我慢したり、放置したりすると免疫力も下がり、感染症やあらゆる病気の原因になってしまいます。
でも安心してください!秋バテは、ちょっとした心がけと工夫で改善できるんです。この記事では、高齢者が特に注意すべき理由に加えて、秋バテの症状、原因、そして予防法について詳しくご紹介します!
1.秋バテとは? 70歳以上に起こりやすい理由と主な症状
<理由>
秋バテは誰にでも起こり得ますが、高齢者が特にその影響を受けやすいと言われています。その主な理由を4つ挙げると以下の通りです。
・基礎体力が低下しているため免疫力も弱まりやすい
・気温変化への適応力が若い人に比べて低い
・食事や水分補給が不足しがち
・体調の異変に気付きにくく、対応が遅れがち
高齢者の場合、体調が元に戻るまで時間がかかるため、「少しぐらい大丈夫」と油断すると症状を悪化させるリスクがあります。また、秋冬は気温と湿度が下がるため、風邪やインフルエンザが流行する時期でもあります。この時期に秋バテで体力や免疫力が低下していると、感染症にかかりやすくなり、さらに重症化する可能性が高まるのです。
<症状>
秋バテは、自律神経が乱れることで発生し、体にさまざまな不調を引き起こします。これにより、疲れやすくなったり、やる気が低下したりすることがあります。
その症状は、夏バテと似ている部分も多いですが、高齢者には特有の症状が現れることがあります。主なものとして以下が挙げられます。
・疲れやすく、全身にだるさを感じる
・肩こりや頭痛が頻繁に起こる
・食欲がわかない、または胃が重く感じる
・夜になかなか眠れない、睡眠が浅い
・めまいや頭痛に悩まされる
・やる気が出ない、気分が落ち込む
・手足が冷えたり、むくみが出たりする
・消化不良による便秘や下痢が続く
さらに、頭がぼんやりする、または思考が鈍くなるといった症状が見られることもあります。このため、高齢者の場合はこれらの症状と認知症の兆候とを見分けることが重要となります。

◇秋バテ改善は自律神経を整えて◎◇
自律神経は体温を調節する重要な役割を担っていますが、秋の季節は特に負担がかかりやすい時期といえます。 屋内と屋外の気温差や、昼夜の急激な温度変化、台風や秋雨による低気圧の影響などが重なることで、自律神経が乱れ、体温調整が難しくなるのです。
夏バテの疲れが回復しないまま秋の気候に突入してしまうと、体温調節がさらに難しくなり、秋バテの症状が現れることがあります。また、季節の変化に伴い身体は環境に適応しようとしますが、その負担が心身の不調として現れることが多いのが特徴です。秋バテを予防するためには、季節の変わり目を意識したケアが欠かせません。

2. 秋バテ予防は、日々の生活習慣がカギ
季節の変わり目は気温差で体調を崩しやすいですが、生活習慣を整えれば、自律神経が整い不調を防げます。「秋バテかな?」と思ったら、夏に乱れた自律神経を回復させて健康を取り戻しましょう。
2-1たんぱく質が秋バテを救う
偏った食事は健康だけでなく、自律神経の乱れにもつながります。秋バテを防ぐためには、必要な栄養素を取り入れて、自律神経の働きを整える食事を意識することが大切です。
規則正しい3食を心がけながら、たんぱく質やビタミン類、ミネラル類を積極的に摂取しましょう。特に、イワシやサンマ、サバなど秋が旬の青魚にはDHAやEPAが豊富に含まれており、これらは脳をサポートして疲労感の軽減に役立つと言われています。
さらに、たんぱく質は身体の組織を作り、修復するために欠かせない栄養素です。健康的な食事の中に積極的に取り入れることをおすすめします。

2-2 食欲がわかない時は・・・
◇秋バテ状態にオススメ、身体の回復を早めてくれます◇
コップ1杯でエネルギーチャージできます!飲む点滴とも言われるあまざけは、糀によってつくられたアミノ酸やビタミンB1・B2・B6などのビタミン類・食物繊維やオリゴ糖といった栄養素が豊富に含まれていることから、疲労回復や腸内環境の改善などで免疫力も高めます。自社製造の生糀100%使用の糀のみで作った完全無添加で、胃にも優しいく秋バテ気味にもおすすめです。


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3. 自律神経を運動で支える
3-1 秋バテに効く3つの運動
1有酸素運動(軽いウォーキング)
「疲れて何もしたくない…」そんな時、自律神経の乱れが原因かもしれません。実は体を動かすことで、自律神経のバランスを整え、心身の元気を取り戻すことができます。「動く」「リラックスする」のメリハリを意識して、自律神経を積極的にコントロールしてみませんか?
・30分/日×週5日を目標
・気温が低い朝夕は厚着し、無理せず自宅周辺や公園をゆっくり歩く

3-2 ストレッチ&呼吸法で自律神経を整える
・肩回し、腰ひねり、股関節ほぐしを各10回
・ゆっくり深呼吸しながら心身の緊張を解く


3-3 ぬるめの湯にゆっくり浸かろう
38~40度のぬるめのお湯に15~20分浸かると、副交感神経が働いて自律神経のバランスを整え、心身をリラックスさせます。ただし、熱すぎる湯は交感神経を刺激するため注意が必要です。湯船が難しい場合は足浴や肩に温かいシャワーをかけるだけでも効果があります。温まることで血流が改善し、睡眠の質も向上します。

4. 心の持ち方で変わる|秋バテに負けないメンタル術
4-1 ポジティブセルフトーク
「今日は無理せず休もう」ではなく、「今日できることを一つ増やそう」と声に出す
ことで活動意欲が湧きます。
4-2 マインドフルネス&瞑想
・1日5分、静かな場所で目を閉じ、呼吸に集中
・思考が浮かんでも「今ここ」に意識を戻す練習を
4-3 ソーシャル・サポート
・友人や家族とのお茶会、散歩グループに参加
・地域の趣味サークルやボランティアで居場所を作る
4-4 良質な休息習慣
・就寝1時間前はテレビ・スマホOFF
・室温20℃前後、足元を温めて眠りやすい環境を

5.まとめ
秋バテは、身体の疲労だけでなく、自律神経の乱れによる不調も関係しています。旬の食材や発酵食品を取り入れることで栄養を補い、軽い運動で自律神経のバランスを整えましょう。また、深呼吸やリラックスする時間を設け、心を穏やかにすることでさらなる改善が期待できます。日々の小さな工夫が、自律神経を健やかに保ち、快適な秋の暮らしを後押ししてくれるはずです。