身体のサインを見落とさないで!

「足がつる」は熱中症のサイン?!
夏の暑さが厳しくなると、シニアは若い世代以上に熱中症にかかりやすくなります。その第一歩ともいえるサインが「足がつる(こむら返り)」です。シニアならではの身体変化が背景にあり、放置すると重症化を招く恐れがあります。本記事では、足のつりと熱中症初期症状の関係から予防法までを解説します。
なぜシニアは足がつりやすいのか
・水分感覚の低下 :加齢により「喉の渇き」を感じにくくなる為
知らず知らず脱水が進行しやすい。
・電解質バランスの乱れ: 汗とともに失われたナトリウムやカリウム、マグネシウムなどが不足すると、筋肉の収縮・弛緩がうまく行えなくなることで、足がつってしまいます。
・筋力・血行不足 :筋肉量の減少や血管の弾力性低下で、下肢の血流が滞りやすく、筋疲労が起こりやすい環境に。
1-1. 飲み物に数滴入れるだけの簡単予防法
味噌汁や飲み物に3~5滴入れるだけで、足のつりを防いで熱中症予防できます。
足がつって夜中に何度も目が覚める…そんなつらい症状を抱える人におすすめしたいのが、「にがり」を使ったマグネシウム補給法です。にがりには豊富なマグネシウムが含まれており、筋肉の収縮・弛緩をサポート。足のつりを根本から和らげる可能性があります。

ワンポイントアドバイス
にがりのミネラルを吸収により効果的なのが柑橘系に含まれるクエン酸です。レモンを軽くひと絞りするだけでより効果的にミネラルの吸収を促し、クエン酸のパワーで体の調子も整えてくれます。にがりの摂取は、1日5杯が目安です。
注意:身体の機能を助けるにがりですが、腎疾患がある方は医者に相談の上使用してください。

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2.手軽で軽い運動だから続けられます
運動は熱中症予防に不可欠ですが、その背景には加齢に伴う汗腺機能低下と血行を高める明確なメカニズムがあります。以下の内容に気を付けて予防をしていきましょう。
・散歩やストレッチ
涼しい時間帯の軽運動 。早朝や夕方の気温が下がる時間に、10~15分程度の散歩やストレッチを行い行います。

・室内チェア体操 :椅子に座ってできる足踏み体操や腕のリズミカルな上下運動で血流を促し、発汗機能を刺激します。
足踏み
〈回数の目安〉1セット:30秒間(約40~50歩)
1日あたり:朝・昼・夕の3回実施
腕ふり
〈回数の目安〉1セット:前後合わせて左右20往復(合計40回)
1日あたり: 朝・昼・夕の3回実施

3. 熱中症かな?と思ったら早めの対応と周囲の助けを
症状に気づいたら即行動:めまいや頭痛、体のだるさを感じた場合は涼しい場所へ移動し水分補給を。
周囲への声がけ:特に高齢者は熱中症に気づきにくいことがあるため、適切な声かけが大切です。
これらを日々の生活に取り入れることで、熱中症リスクを大幅に軽減できます!ぜひ実践してみてくださいね。
※熱中症に関しては、独立行政法人環境再生保全機構の資料も参考にしてみてください
