秋に夏バテ後遺症を残さないための養生術

7月19日~8月6日は夏土用
胃腸を休めることで、秋も元気に過ごせます
年に4回ある土用の中でも夏の土用は一番重要といわれ、夏の陽から秋の陰に代わる大きな変化のときです。この時期は、脾の働きをよくしてあげることが大切です。脾の働きが悪いと胃腸障害や食欲不振、下痢や便秘など消化器系に不調が現れやすくなります。精のつくものとして、丑の日にうなぎを食べますが、気を補い、脾と胃を丈夫にするものを摂るといいとされています。
特に「黄色いもの・甘いもの」を食べるといいとされるので、かぼちゃやさつまいも、大豆、穀類など自然の甘みを味わいましょう。また、脾は湿(体内の余分な水分)を嫌います。生ものや油っこいもの、アイスクリームなどの冷たいものの摂りすぎは、体内に湿を生むので控えましょう。
夏バテの特徴である、胃のもたれ、食欲不振、疲れやすい、むくみなどの不調にならないよう注意しましょう。

1.夏バテにもオススメ 弱った胃腸を休め身体の回復を助けます
おかゆを食べるより玄米の養生食で
玄米をじっくり焙煎した「生命の源」はスープにして飲みます。玄米はビタミンミネラル食物繊維と栄養の宝庫。また、玄米はフィチン酸という解毒作用があり身体の中のいらないものを排出する作用があります。栄養を摂りながら胃腸を整え、身体を楽にします。

コップ1杯でエネルギーチャージできます!
飲む点滴とも言われるあまざけは、糀によってつくられたアミノ酸やビタミンB1・B2・B6などのビタミン類・食物繊維やオリゴ糖といった栄養素が豊富に含まれていることから、疲労回復や腸内環境の改善などで免疫力も高めます。自社製造の生糀100%使用の糀のみで作った完全無添加で、胃にも優しいく夏バテ気味にもおすすめです。

2.運動:動かしすぎず、ほどよく気を巡らせる
土用期は土の気が強いため、急激な運動や重労働は避けたい時期です。一方で、軽い運動や環境を整える行動は気の滞りを防ぎ、次の季節への準備につながります。
やるべきこと
・自宅や職場の掃除・断捨離で不要なものを手放す
・軽いウォーキングやストレッチで血行促進
・ヨガや瞑想で心身を落ち着かせ、直感力を高める

避けるべきこと
・土いじり・引っ越しなどの大規模な土木作業(間日以外)
・無理な筋トレや長時間の激しい運動
ほどよく汗をかきながら、身の回りをすっきり整えることで、運気を乱さずに夏を乗り切りましょう。
気を整えるリラックスタイム
やる気が起きない、なんだかだるい・・・そんな時のオススメ入浴法
季節の変わり目、身体も不調が出やすいため、ゆったりとお風呂に浸かって、身体を整えることをおすすめします。ぬるめのお湯で半身浴をするのは、身体の負担も少なくオススメです。

塩風呂の準備の仕方
塩風呂のやり方はとっても簡単です。
以下の3ステップに沿って準備してみてください。
①38度~40度のぬるま湯を浴槽にためる
②浴槽に30g~50gの塩を溶かし、よく混ぜる
③入浴する

3.心の持ち方:気の乱れを整える
土用期間は「気が乱れやすい時期」とされ、心が不安定になりやすい特徴があります。次のような習慣で心を整えてみてください。
呼吸法・瞑想:ゆっくり深呼吸して思考をクリアにする
観想(観想ヨガ):自然の中で静かに過ごし、パワースポット巡りをする
ポジティブ確認:食べ物や行動に「意味」を持たせることで、より深い開運体験へ繋げる
感謝の習慣:毎日小さな喜びを見つけ、日記に書き留める
心と体を同時に整えることで、気の乱れを抑え、次の立秋へとスムーズに移行できます。

土用はただの「丑の日」の習慣ではなく、古来から受け継がれる五行思想にもとづく季節の節目です。食で栄養と意味を取り入れ、運動で気を巡らせ、心で自分を整える。
この三位一体のアプローチが、残暑を健やかに乗り越え、秋の実りへつながります。
間日をうまく活用して環境を整え、夏土用を味わい深く過ごしましょう。
